「明石様」とは、「明石様(あかしさま)」は神奈川県横浜市の保土ヶ谷区に伝わる妖怪です。
元は人間であり、殺人衝動が抑えられなくなっていたとも言われています。
「明石様」の伝承
昔、明石御前という殿様がいました。
この殿様はいわゆる「サイコパス」だったようで、常に人を斬りたいと願っていたそうです。
ある日、明石御前は外に出て、目の前で遊んでいた猟師の女の子を斬り殺したと伝えられています。
「明石様」の物語
明石様の詳しい物語は伝わっていませんが、人斬り願望のある明石御前が外に出て、目の前で遊んでいた女の子を斬る話と、女の子が「外に出てはいけない」と言われていたのに外で遊んでしまい、明石御前に見つかって斬られてしまった話もあります。
この一件から、「今日は明石様が通るから外に出てはいけない」と子供を叱る時に言うようになったと言われています。
「明石様」の正体
殺人衝動が抑えられない明石様ですが、この正体は「精神異常者」だと思います。
とても単純な考察ではありますが、現代でも殺人衝動が強い人はいますし、命に対して何も感じず殺人を行う殺人鬼も過去にはいました。
明石様は恐らくそのタイプの人であり、人を斬りたいという衝動と子供を斬るという異常さから周りの人々に「もはや人に非ず」という認識になってしまったのではないでしょうか。
