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奄美郡島の妖怪【イッシャ】伝承や物語・正体を考察!

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「イッシャ」とは、奄美群島に伝わる妖怪、あるいは精霊の一種です。

見た目は子供ですが、ボロボロの傘と短い簑を身に付け、トウモロコシに似た尻尾があると伝えられています。

「イッシャ」の伝承

奄美群島の徳之島にある「犬田布岳」から降りてくるとされています。理由は不明ですが、イッシャは片足を痛めているため、もう片方の足で跳び跳ねるように移動するそうです。

人を化かす事があり、海辺に誘って海水を飲ませたり、山で遭難させると伝えられています。

「イッシャ」の物語

イッシャは人間に出会うと「お前は誰だ?」と聞いてくるそうです。この時にトウモロコシを尻に付けて尻尾のように振って見せたりイッシャの真似をすると被害に遭わないとされています。

また、この状態でイッシャのご機嫌を取ると仕事を手伝ってくれると言われています。漁を手伝わせると、イッシャは魚の片目だけ食べてしまうので、取れた魚は全て片目になってしまうそうです。

「イッシャ」の正体

イッシャは沖縄の妖怪「キジムナー」の一種か、地域によって違う呼び方をされているだけと考えられています。

キジムナーの弟であるアカジンも片足が悪いとされているため、個人的にはかなり有力な説だと思っています。

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