原作が伏瀬による、シリーズ累計 2500 万部の人気作品『転生したらスライムだった件』通称『転スラ』。
スライムが主人公!?設定のインパクトが凄いですよね。アニメ化もされ、数々のスピンオフ作品も出版されています。
「なろう系」「異世界転生系」なる言葉を世の中に広めた作品のひとつと言えるのではないでしょうか。
『転スラ』には、異世界ならではの様々な種族のキャラクターが登場します。
今回は、『転スラ』の個性豊かなキャラクター達の名言や名シーンをご紹介していきます!
目次
転生したらスライムだった件のあらすじ
主人公はある日、通り魔に刺されて死亡。異世界の洞窟にスライムとして転生されてしまいます。そこで暴風竜ヴェルドラと出会い、リムル=テンペストと名を授けられます。
リムルは「捕食者」という固有のスキルを持っており、対象を捕食することで力を手に入れどんどん強くなっていきます。
旅の途中でシズという女性に出会います。シズは精霊イフリートを体に宿しており、その力で延命していましたが、戦いの末力尽きてしまいます。
最期の時シズの頼みでリムルは遺体を捕食者で取り込み、人間に擬態する能力を得ます。
その後様々な仲間たちと出会い、リムルはジュラの森大同盟の盟主となり、数々の問題に立ち向かっていくという物語。
転生したらスライムだった件の名言集
今回は漫画版から抜粋していきます!
リムル=テンペストの名言
「同盟相手なら助けに行く 当然だろ?」
豚頭帝率いるオークの大群に攻め入られ滅亡の危機に瀕したリザードマン達。助けを乞うてきた首領の娘にサラッと返したリムルの名言。
飄々と言えちゃう強者感と、困っている人を捨て置けないリムルの優しさが分かる一言ですよね。
「お前の罪もお前の同胞の罪も俺が喰ってやるよ」
飢えた仲間を救うために豚頭帝となり、魔王となったゲルド。この罪を犯した優しい男の最期を慈悲深く弔ったときのリムルの名言。恰好良すぎません?
この後、残されたオーク達の軍勢も加わり、ジュラの森大同盟が成立しました。
「死ね 神の怒りに焼き貫かれて」
仲間達を傷つけられ激怒したリムルが、敵対しているファルムス王国軍 2 万に向けて「神之怒(メギド)」を放ったときの名言。
天災と呼ぶに等しいその無慈悲な攻撃は、大切な者達を守るためには犠牲も厭わないといったリムルの決意と覚悟が感じられました。
「そのための力さ 力なき理想など戯言だし 理想なき力は空虚だろ? ただ力のみを求める趣味なんざないんだよ」
魔王となったリムル。エラルドに、魔王としてその力をどう扱うつもりなのかと問われたときに返したリムルの名言。
皆が笑って暮らせる豊かな国を作りたい、それを実現するために力を使う。実に仲間思いのリムルらしいセリフだと思います。
ヴェルドラ=テンペスト(暴風竜)の名言
「究極の力を手に入れたぞ! 逆らうものは皆殺しだぁ!!」
リムルと出会ってから 2 年間、無限牢獄に囚われていたヴェルドラが復活し、リムルの分身を依り代として人型の姿を得たときに発した名言。
ヴェルドラ曰く退屈で、リムルの記憶の中にあった漫画を読み込んでいたらしく、その漫画のセリフらしいです。
ドラゴンの姿も良かったですけど、人型になったらすごくイケメンになりましたよね。
シズエ・イザワの名言
「最後はこんな奇跡みたいな出会いがあった」
イフリートとの同化が解け、力尽きる寸前のシズの名言です。
この後リムルはシズを捕食することでシズの姿で人型に変身できるようになります。
姿と共に引き継いだシズの最期の願いを叶えるために物語が進んでいきます。
ベニマル(紅丸)の名言
「せいぜいリムル様の役に立て それを詫びとして受け取っておこう」
ジュラの森大同盟成立後、オーガの里を襲った責任を自分の首で償いたいと申し出るゲルドに、俺たちは同じ主をいただく仲間だと言い、温情の言葉を捧げたベニマルの名言。
本来ならば複雑な心境であったろうに、リムルに対する忠誠とベニマルの漢気が感じられる一言です。
ランガの名言
「御快復 心よりお慶び仕ります!! わが主よ!!」
リムルの名付けによって牙狼族から嵐牙狼族へと進化した際のランガの名言。配下の中で最も忠誠心が高いのが彼ではないでしょうか。
威厳のある立派な姿をしているのにリムルに対しては甘えん坊のわんこのようなギャップが可愛らしいです。喜んでいるときに尻尾をブンブン振り回す癖があります。
シオン(紫苑)の名言
「おはようございますリムル様!」
何気ないいつも通りの挨拶。しかし、反魂の秘術により生き返ったシオンによるこのシーンはとても感動します。
傍にいる大事な人達の笑顔を守るため、当たり前の日常を守るためにリムルは戦うんです。
また、復活後のシオンはユニークスキル「料理人」を獲得し、メシマズを卒業します。
見た目はアレですけどね。
ソウエイ(蒼影)の名言
「オーガの里を滅ぼし鬼人を敵に回したこと せいぜい後悔するがいい」
リザードマンの本拠地に乗り込んできたオークを一瞬にして捕え、細切れにして倒す圧巻のバトルシーン。
常に冷静沈着で、淡々とやってのけるソウエイがとても格好良いです。
ソーカが憧れる気持ちも納得ですね。巷ではソウエイに守ってほしい女性読者が量産されている模様。
シュナ(朱菜)の名言
「断じてリムル様がお一人で抱える問題ではございません」
シオンをはじめ、大勢の仲間が命を落としたことで、全ては俺の責任だと自分を責めるリムルに、凛と言い放つシュナの名言。聡明で慈愛に満ちたシュナらしい一言だと思います。
ハクロウ(白老)の名言
「―――天狗になった若造というのは不愉快極まる」
ファルムス王国軍の異世界人キョウヤとの再戦シーンでのハクロウの名言。
キョウヤの天眼を超える天空眼を用いて倒します。ハクロウは剣技においては最強キャラといえるのではないでしょうか。
ミリム・ナーヴァの名言
「えっと そ、そうだな 友達というより・・・親友だな!!」
ミリムがリムルを親友認定した名シーン?です。
長い時を孤独に生きてきたミリムにとって、リムルは唯一友達と呼べる存在です。この無邪気で可愛らしい娘が十代魔王が一柱、危険度が天災級とは驚きでした。
ゲルドの名言
「詫びて詫びきれはしない 虫のいい話であるのは重々承知している だ が ど う かこの首一つでご容赦願えないだろうか…!」
ジュラの森大同盟成立後、自分達オークがしたことの罪の重さに苛まれて、ベニマル達に謝罪するシーンでのゲルドの名言。
父王ゲルドの名に誓って、恩人のリムルに忠誠を捧げることを決意します。
このシーンを通して、すごく人間らしさを感じました。モンスターでも仲間を思う気持ちは変わらない。これからもゲルドは仲間のために罪を背負って生きていくんです。
ガビルの名言
「我が名はガビル お前らにも我輩の配下となるチャンスをやろう!!」
ガビルがリムル達と初めて顔合わせするシーンでの、お調子者のガビルらしい名言です。
芝居がかっていますが、上に立つ者として威厳のある態度を心掛けているのでしょう。
意外にもガビルには戦闘センスもあり、たくさんの配下たちに慕われるカリスマ性も持っています。リムルも作中で漢気があると認めていました。なかなかどうして憎めない奴なんです。
ヨウムの名言
「英雄でもなんでもなってやろうじゃねえか」
リムルの考えたシナリオを承諾するシーンでのヨウムの名言。
ぶっきらぼうだがお人好しで仲間思いのヨウムらしい名言です。
お飾りの英雄になれと言われたらちょっと複雑ですよね。しかしヨウムはリムルを心から信用し、自分が道化を演じることで皆が助かるならとその一心で引き受けます。
本当に優しい男です。ハクロウにしごかれて今では見違えるような英雄ぶりです。
ディアブロの名言
「ああ…光栄の極みで少々張り切ってしまいそうです」
魔王となったリムルに召喚された際に感極まって言ったディアブロの名言。原初の悪魔の一柱というだけあって、のっけからキャラが立ちまくっているのが良く分かる一言ですね。
ディアブロは最近登場したばかりの新キャラなので今後に注目です。
大賢者の名言
『ユニークスキル「大賢者」は究極能力「智慧之王」に進化しました。』
奇跡を起こしたとも言えるラファエルに進化した重要なシーンです。
リムルの代行者としてラファエルが反魂の秘術を使って死者を蘇らせます。これはもう神様の領域に達してしまったといっても過言ではないんじゃないでしょうか。
まとめ
キャラクター達の魅力が少しは伝わったでしょうか。いまだ連載中ですのでこれからまだまだ新しいキャラクターや、新しい名言が増えていくことと思います。
主人公のリムルが強すぎていまだ苦戦知らずといったところなので、今後の展開が気になっている人も多いはず。転スラは、これからも私たちに期待と興奮を与えてくれるに違いありませんね!!