「いが坊」とは、「百鬼夜行絵巻」等の妖怪絵巻に描かれている妖怪です。
着物を半分脱いで青い肌を晒しています。
「いが坊」の伝承
いが坊はアゴにたくさんの突起があり、まるで「いが栗」のようになっています。
肌は青く、絵巻物には着物を脱いで上半身を露出した姿が描かれている事が多いです。
「いが坊」の物語
詳しい物語や伝承は伝わっておらず、絵巻物にすらどんな事をする妖怪なのか書かれていません。
しかし、「百物語化絵絵巻」に「うわ口」という名前で描かれています。
「いが坊」の正体
謎の妖怪・いが坊ですが、私は創作妖怪だと思っています。妖怪は人の心の中にもいる存在です。いが坊は、絵師によってその滑稽な姿を書き表された妖怪なのかも知れません。