「一目連」とは、妖怪と思いきや風を司る神の一柱です。
鍛治を司る「天目一箇神(アメノマヒトツノカミ)」と同一視される事もあります。
「一目連」の伝承
一目連の姿は片目が潰れている隻眼の龍神であると伝えられており、かつては伊勢湾で海難防止祈願や雨乞いが行われていたそうです。
また、一目連は度々神社から出ては暴風をもたらす神として畏怖されています。
「一目連」の物語
一目連の物語はあまり伝えられていませんが、一目連を祀る神社には扉がないそうです。
これは、一目連が神としての威光を好きなだけ発揮できるようにするため配慮した作りとされています。
「一目連」の正体
隻眼の龍神というのが一目連の正体とされていますが、一説には伊勢湾の船乗り達が、近くにある多度山を見て天気の変化を予想する様子を神格化したものと言われています。