吉住渉原作「ママレード・ボーイ」は、1992年から1995年まで、りぼんに掲載されました。
コミックは全8巻で、累計1000万部を突破しています。
1994年にはテレビアニメ化され、2018年には実写映画化もされました。
また、2013年には13年後を描いた「ママレード・ボーイlittle」がスタートし、時々登場する光希や遊、銀太や亜梨実に喜ぶファンもいました。
月日が経っても愛されているこの作品。
今回は「ママレード・ボーイ」の名台詞をご紹介しながら、作品の魅力をお伝えしていきます。
目次
- 1 ママレード・ボーイのあらすじ
- 2 ママレード・ボーイの名言集
- 2.1 小石川光希の名言
- 2.1.1 遊ってママレードに似てる。ほんとは、すっごく苦いとこあるのに、みんなうわべの甘さにだまされて、気づいてないの。ママレード・ボーイ! ね、ピッタリでしょ!?
- 2.1.2 弱いんだなあ。遊のこの笑顔に
- 2.1.3 銀太にとって、いちばん身近な女の子は、もうあたしじゃないんだなって考えてたの
- 2.1.4 どうしても遊が心配なの。捨てられた子犬みたいな瞳をしてた。ほっとけないの。そばにいたいの…
- 2.1.5 血なんかつながってなくたって、要士さんもパパもママもあたしも、もちろん千弥子さんも、みんな遊のこと愛してる。大事な家族だって思ってるんだよ…!
- 2.1.6 あたしが恋してるのは、いつもくやしいくらいドキドキさせられるのは、遊だけなんだから…!
- 2.1.7 …きらいじゃないなら別れるなんていわないで。だってあたしはまだ好きだもん。大好きだもん…!
- 2.1.8 苦しいよ、茗子。忘れたいのに、だめなのできないの。遊のことがどうしても頭から離れない。思い出なんかにできない。どうしたらいいかわかんないよ
- 2.1.9 ダメってゆったのに…ここで泣いたら台無しだから、必死で…がまんしたのに…
- 2.2 松浦遊の名言
- 2.2.1 おれ、ファーストキスは光希だもん
- 2.2.2 おまえなんか眼中ないもん
- 2.2.3 眼中ないって言ったのは、うそ。気にならないわけないだろ。光希が好きだったやつなんだから
- 2.2.4 一生けんめい作ってるとこがカワイイから
- 2.2.5 ばか!中1からずっと親友やってんだろ。必要もないのに、そんなにくっついてられっかよ。もっと自信もてよ!
- 2.2.6 おれは、松浦要士の息子じゃない
- 2.2.7 あの人だと思ってたんだ。ずっと。ちくしょう…!
- 2.2.8 おれと違って、素直で、純粋で、何でも一生懸命で、思ってること、全部、隠さないで、表に出す。だから、好きなんだ
- 2.2.9 ごめんな…おれ、女の子の中では、光希の次に亜梨実のこと好きだよ
- 2.2.10 何も知らないふり、落ちこんでないふり、光希を好きじゃないふり…もう疲れた。限界だ
- 2.2.11 嫌いだなんて、うそでも言えなかったんだよ。光希…!
- 2.2.12 ほんとはおれだって…好きだ。光希が好きなんだ!どんなに好きでも…だめなんだ。おれたちはだめなんだよ。光希!!
- 2.2.13 あきらめるなんてやっぱりできない。おれ、覚悟を決めたよ。常識だって、モラルだって、おまえのためなら、破ってやる!
- 2.3 秋月茗子の名言
- 2.3.1 あたしは、絶対、結婚なんてしない
- 2.3.2 あたし、光希には恋して幸せになってほしい。今さら邪魔なんてしないであげてよ。あなたにそんな権利ないんだから!!
- 2.3.3 邪魔するなって言ったのに…かえって火をつけちゃったかしら
- 2.3.4 じゃあさ、どっちのキスがうれしかった?松浦くんと保健室?それとも銀太と放課後の教室…
- 2.3.5 親友だから、何もかも話さないといけないの?親友って、弱味も傷口も何もかもさらけ出して、なぐさめあったり、甘えあったりする関係?そんなベタベタした友情なら、あたしはいらない
- 2.3.6 すぐに大人になるから、待ってて…
- 2.3.7 広島に行きたい
- 2.3.8 でも、あたしはきっと、一生好きだから…!
- 2.4 須王銀太の名言
- 2.5 鈴木亜梨美の名言
- 2.6 名村慎一(なっちゃん/先生))の名言
- 2.7 三輪悟史の名言
- 2.8 小石川/松浦瑠美の名言
- 2.9 土屋蛍の名言
- 2.10 六反田務の名言
- 2.1 小石川光希の名言
- 3 まとめ
ママレード・ボーイのあらすじ
両親に離婚すると告げられた光希。
旅行先で出会った松浦夫妻とそれぞれ恋に落ち、パートナーを交換して再婚すると言うのです。
光希は反対しますが、他に反対する人もいなかった為、諦めます。
そして、その松浦夫妻の息子、遊を含め、6人全員で一緒に暮らすことになります。
そんな非常識の生活がスタートし、光希は一緒に暮らしている遊に惹かれていきます。
遊も光希のことを気になっていましたが、他人に心を開くことはしません。
遊は、小学生の頃、自分の父親が本当の父親ではないと偶然知ってしまい、何もかもどうでもいいと思うようになっていたからです。
そして、ずっと本当の父親を探していたのでした。
そんな光希と遊を中心に親友の茗子や銀太、亜梨実たちの友情と恋模様を描いたお話です。
ママレード・ボーイの名言集
小石川光希の名言
遊ってママレードに似てる。ほんとは、すっごく苦いとこあるのに、みんなうわべの甘さにだまされて、気づいてないの。ママレード・ボーイ! ね、ピッタリでしょ!?
遊と2人で朝食を食べている場面。
ジャムがママレードしかなく、皮のところが苦いと言った後のセリフ。
この後、遊に
「じゃあ光希はこれだな。ピリピリ、からいばっかのマスタード・ガール!」
と言い返されます。
弱いんだなあ。遊のこの笑顔に
学園祭で女子テニス部がやるおでん屋のチケットを遊に渡そうとする光希。
でも、遊のカバンの中には、たくさんの女の子からもらった色んなチケットが入っていました。
それを見た光希は、ムッとして、ムダにされたら嫌だとチケットをしまいます。
言い合いをした後、光希からチケットを手に入れた遊は笑顔になります。
その笑顔を見て、光希が思ったことです。
気になる存在から、遊に恋してるのかなと自覚する瞬間です。
銀太にとって、いちばん身近な女の子は、もうあたしじゃないんだなって考えてたの
銀太の告白を断った後、寂しさでいっぱいになった光希。
買い物に出掛けても、心が弾まず、結局何も買わずに帰宅します。
家の前で待っていたのは銀太でした。
銀太に亜梨実と仲良くしていたのは、全部芝居だったと言われ、腰が抜けます。
その時のセリフ。
泣きながら、ほんとじゃなくてよかったという光希に銀太はキスをしようとします。
すると、本屋から帰ってきた遊が、また止めに入り、光希を家の中に連れて行ってしまいました。
どうしても遊が心配なの。捨てられた子犬みたいな瞳をしてた。ほっとけないの。そばにいたいの…
放課後、銀太の試合の応援に行く予定だった光希。
遊と悟史を誘いますが、断られます。
今日、由充に息子ですと名乗り出ると言います。
それを聞いた光希は、銀太に試合を見に行けないと伝えました。
その時に光希が心の中で思ったことです。
血なんかつながってなくたって、要士さんもパパもママもあたしも、もちろん千弥子さんも、みんな遊のこと愛してる。大事な家族だって思ってるんだよ…!
光希の胸で泣いた後、自分の父親が要士じゃないことを知りショックを受けた。
しかしよく考えて、産んでもらったことや育ててもらったことに感謝をするようになったこと
でも人を信じられなくなったことや自分を出すことができなくなり、「どうでもいいや」と思うようになったことを話します。
そして、三輪由充を父親だと思い込んでいたのがバカみたいと言い、どこにいるんだろうなと本音をポロっという遊。
そんな遊にあたしたちが…家族がちゃんといるじゃない!と伝えたセリフです。
あたしが恋してるのは、いつもくやしいくらいドキドキさせられるのは、遊だけなんだから…!
遊に告白され、光希も遊が好きだと伝えます。
しかし、遊にムードに流されるなと否定されてしまいます。
「同じシチュエーションだったら須王が相手でも同じようなこと言うんじゃねーの?」
と言われ、銀太h友達として大好きだと伝えます。
その後のセリフ。
お互いの想いが伝わった瞬間です。
…きらいじゃないなら別れるなんていわないで。だってあたしはまだ好きだもん。大好きだもん…!
光希と兄妹である可能性が高いと思った遊。
「気持ちが冷めた」と別れを切り出した場面のセリフです。
泣いて別れたくないと言う光希と、好きなのに別れを言う遊に胸が痛くなります。
苦しいよ、茗子。忘れたいのに、だめなのできないの。遊のことがどうしても頭から離れない。思い出なんかにできない。どうしたらいいかわかんないよ
久しぶりに光希に会いに来た茗子。
茗子にパジャマを貸そうとチェストを開けます。
すると遊からもらった物をしまった箱が目に入ってしまい、泣き出す光希。
苦しい気持ちを打ち明けます。
茗子はその気持ちを遊にぶつけることをアドバイスしました。
ダメってゆったのに…ここで泣いたら台無しだから、必死で…がまんしたのに…
夏休みに東京に里帰りした遊。
元気な光希を見て、安心します。
何気なく
「好きなやつできた?」
と聞くと、光希は
「あたしが好きなのは、今でも遊だよ」と言います。
片思いでも好きでいさせてと言う光希にそれじゃダメだと言う遊。
言い合いになり、話題を変えた光希が、花壇を見て黙ります。
変に思った遊が、肩に手をかけ、振り向かせると、光希は泣いていました。
その時のセリフです。
好きでいるのもダメだと言われ、泣かずにいられるわけありません。
その涙を見て、遊は、光希を抱きしめ、謝りました。
松浦遊の名言
おれ、ファーストキスは光希だもん
光希と遊園地にいる時に元カノの亜梨実と再会した遊。
亜梨実と付き合った3か月で、ひととおりのことをやったと説明します。
光希は勘違いをしますが、クリスマス、バレンタイン、誕生日と言う遊にホッとしました。
違うことを想像した光希をからかいながら、遊は、亜梨実とは何にもしてないと伝えます。
疑う光希に言ったセリフ。
その後、光希にキスした理由を聞かれ、
「光希が好きだからに決まってんじゃーん」
と言うと、光希は怒って帰って行ってしまいました。
おまえなんか眼中ないもん
銀太が光希に告白しているところにストップをかけた遊。
光希は逃げるように家の中に入って行きます。
遊は、銀太が中学の時、光希を振ったのは成り行きだったんだと納得しながら家に入って行こうとします。
すると銀太に
「おまえ見てるとムカつくんだよ!!」
と言われ、
「ふーん、おれは別に、おまえ見ててもムカつかないよ。おまえなんか眼中ないもん」
と言い返し、家に入って行きました。
残された銀太は、ちくしょーと叫ぶのでした。
眼中ないって言ったのは、うそ。気にならないわけないだろ。光希が好きだったやつなんだから
招待試合で勝利した遊と銀太が、試合後に自販機の前でスポーツドリンクを飲む場面。
前半ボロボロだった銀太に「ナイスファイト」と褒めた遊。
銀太は「気色悪いぜ…眼中ないって言ったくせに」と言います。
その後のセリフです。
それを聞いた銀太は、遊も光希のことが好きなのか聞きますが、遊は微笑むだけで、答えませんでした。
一生けんめい作ってるとこがカワイイから
両親Sが2週間の新婚旅行に出掛けている時、料理の下手な光希に向けていった言葉。
「殺し文句だ」と光希はドキドキしてしまいます。
ばか!中1からずっと親友やってんだろ。必要もないのに、そんなにくっついてられっかよ。もっと自信もてよ!
茗子がなっちゃんを追いかけて東京駅に向かうと悟った遊。
光希に追いかけろと言いますが、光希は行けないと泣きます。
そんな光希の背中を押すセリフ。
おれは、松浦要士の息子じゃない
「おまえに関係ない」と言われてから、遊を避けてきた光希。
光希が離れて行くことが嫌だと感じた遊が、秘密を打ち明けます。
そして、本当の父親が悟史の父親である「三輪由充」だと言いました。
あの人だと思ってたんだ。ずっと。ちくしょう…!
由充に父親ではないと言われてしまった遊。
海を眺めて1時間も座り込んでいました。
光希が帰ろうと声をかけると、遊は
「あーそういや、ちょっと寒いな。あっためてくれる?」
と言い、光希を抱き寄せます。
そして、
「あの人だと思ってたんだ。ずっと。ちくしょう…!」
と光希の胸で泣きながら言います。
抱き寄せられた光希は、最初驚いていましたが、遊の悔しさが伝わり、一緒に泣いてしまいます。
おれと違って、素直で、純粋で、何でも一生懸命で、思ってること、全部、隠さないで、表に出す。だから、好きなんだ
海辺で、光希に気持ちを伝えたセリフ。
家族のことを話していた流れでの告白で、カッコつけることなく、素直な気持ちなのが分かります。
光希はびっくりしますが、その後、気持ちを伝えることが出来ました。
ごめんな…おれ、女の子の中では、光希の次に亜梨実のこと好きだよ
光希に告白し、付き合うことになったと亜梨実に伝えた遊。
別れ際、亜梨実に抱きしめてくれる?とお願いされます。
ギュッと抱きしめた遊に
「遊のこと好きになって幸せだった。こんな気持ちを教えてくれてありがとう」と言います。
その後のセリフです。
遊が亜梨実のことを大切に想っているのが分かります。
何も知らないふり、落ちこんでないふり、光希を好きじゃないふり…もう疲れた。限界だ
光希と別れて、気まずい状態から抜け出すために、京都の大学を受験することにした遊。
図書館で受験勉強中に悟史に声をかけられたときのセリフ。
遊が本音を言えるのは、悟史だけと分かります。
切なすぎる本音です。
嫌いだなんて、うそでも言えなかったんだよ。光希…!
遊に会いたくて、京都まで来た光希。
でも遊は、新しい恋人がいるとウソをつきます。
傷ついて帰っていく光希を後から追いかけ、ホームの陰から見送ります。
そして、気持ちが冷めたというあいまいなふり方をして、2回も光希を傷つけたことに後悔する遊。
冷めたふりをするのがせいいっぱいだったという、心の中の想いです。
ほんとはおれだって…好きだ。光希が好きなんだ!どんなに好きでも…だめなんだ。おれたちはだめなんだよ。光希!!
光希の気持ちが、今でも変わってないことを知った遊。
自分の気持ちを抑えられなくなり、光希を抱きしめて言ったセリフです。
光希は、遊が何を言っているのか理解できませんでした。
その後、異母兄妹だと知らされることになります。
あきらめるなんてやっぱりできない。おれ、覚悟を決めたよ。常識だって、モラルだって、おまえのためなら、破ってやる!
兄妹であることは忘れて、恋人として最後の思い出に九州を旅行した光希と遊。
最終日、現実に戻るのが辛くて、ホテルの部屋に入るのをためらいます。
泣き出した光希の腕を引っ張って、自分の部屋に入った遊。
光希にキスをして
「結婚しよう」と言います。
血がつながってるから無理ととまどう光希に
「かまうもんか、そんなこと!…あきらめるなんてやっぱりできない。
おれ、覚悟を決めたよ。常識だって、モラルだって、おまえのためなら、破ってやる!」
と決意しました。
必死な遊がとってもかっこいい場面です。
秋月茗子の名言
あたしは、絶対、結婚なんてしない
光希の両親の離婚話を聞いて、ファンキーで楽しい両親と言う茗子。
自分の両親が不仲なのに、世間体などを気にして離婚しないため、不満を漏らします。
そんな茗子の言葉に光希は
「それで、交際の申し込み全部断ってるの」
と少ししんみりします。
しかし、茗子はそれを否定して、結婚不信だけど男性不信じゃないとけろっとして言うのでした。
あたし、光希には恋して幸せになってほしい。今さら邪魔なんてしないであげてよ。あなたにそんな権利ないんだから!!
光希と遊がデートをしていたと噂が学校で広がり、気にする銀太に怒る茗子。
銀太にこっぴどく振られてから、好きな人が出来なかった光希。
そんな光希が、遊に魅かれ始めていることを応援する茗子の気持ちがよく分かります。
邪魔するなって言ったのに…かえって火をつけちゃったかしら
銀太にキスをされたことで、怒った光希は、銀太を避けます。
そんな2人を見て、遊が茗子に
「なに、あいつらケンカ?」
と聞き、茗子は
「銀太が何かやったみたいね」
と答えます。
その後、遊にも聞こえないくらいにボソッとつぶやいたセリフ。
じゃあさ、どっちのキスがうれしかった?松浦くんと保健室?それとも銀太と放課後の教室…
遊のことが気になりだしていると自覚した矢先に銀太に告白されて、悩む光希。
どっちが好きか考えなきゃと言いながらも、どっちもたいして好きじゃない気もするとヤケになり始めます。
そんな光希に茗子が言ったセリフです。
言われた光希は「あんなのどっちもうれしくないよっ」と怒るのでした。
親友だから、何もかも話さないといけないの?親友って、弱味も傷口も何もかもさらけ出して、なぐさめあったり、甘えあったりする関係?そんなベタベタした友情なら、あたしはいらない
担任のなっちゃんと付き合っていたことがバレて、自宅謹慎になった茗子。
心配した光希が駆けつけます。
なっちゃんとのことを知らなかった光希は、話しにくいことだけど話してほしかったと言います。
その後のセリフです。
光希は傷つき、走って帰っていきます。
茗子はハッとして、言い過ぎたことを後悔しているように見えました。
すぐに大人になるから、待ってて…
光希にひどいこと言ってごめんと謝りに来た茗子。
なっちゃんとの馴れ初めを話し始めます。
その回想シーンです。
茗子がなっちゃんに告白したあと、なっちゃんが茗子を抱きしめます。
茗子の歳を聞き、「ロリコンかな」と困るなっちゃんに茗子が言ったセリフ。
広島に行きたい
なっちゃんに会いに行きたいという茗子の本音。
どうしても、もう一度会って話がしたいという気持ちがよく分かります。
そんな茗子の想いに光希は一緒に行こうと言うのでした。
でも、あたしはきっと、一生好きだから…!
広島までなっちゃんに会いに行った茗子。
小説を書くことが楽しいと思っていること
できれば先生のそばで、書き続けたいことを伝えます。
そして、先生の負担にならないように頑張ると言います。
しかし、なっちゃんは束縛したくない、自由に成長してほしいと伝え、茗子に背を向けます。
茗子は
「どうしようもないの。好きなの…!!」
と言いますが、なっちゃんは無言のまま。
茗子は諦め、帰ると伝えた後のセリフです。
その言葉に、なっちゃんは茗子を呼び止め、抱きしめました。
須王銀太の名言
キスの味かあ。ほんとかな。ためしてみようか
週番で日誌を書く光希と銀太。
光希がKISSの味とCMされているキャンディーを食べていて、銀太に渡します。
キャンディーを渡された銀太が言ったセリフです。
光希は冗談だと思い、いいよと言ってしまいます。
すると、銀太は強引に光希にキスをしました。
光希は怒って教室を飛び出して行ってしまいました。
ほんとは、おれだってずっと好きだった。ずっと好きだったんだよ!!おれ、おまえをあいつに渡したくない。絶対、渡したくないんだ!!
ケンカした光希と銀太。
銀太にはいつも裏切られると言う光希。
しかし、銀太は、中学の時、光希のことを振った形になってしまったことを弁解します。
光希がくれたラブレターが友達の雑誌に挟まれていて、止める暇なく、回し読みされていたこと。
光希がクラスで人気があったから、友達に自分も光希のことが好きだと言い出せずにウソをついていたこと。
ウソをついているところを運悪く光希に聞かれてしまったこと。
傷つけてしまったことを後悔したことを伝えた後のセリフです。
遊が現れたことで、光希への気持ちが抑えられなくなった銀太。
光希の気持ちを確かめようとしますが、光希は何も言えず、遊が止めに入りました。
おまえがおれを選んでくれるんなら、もう鈴木さんとは会わない。…でももし、それがダメなら、おまえのことはあきらめて、彼女とつきあおうと思ってる。おまえ次第だよ
光希と遊の家に、突然遊びに来た銀太と亜梨実と六反田。
光希の部屋に、勝手に入ってきた銀太を光希が追い出します。
部屋なら亜梨実に見せてもらえばいいと光希に言われた後のセリフ。
告白した後、返事がもらえず、しびれを切らした銀太の強気な発言です。
しないよ。絶対しない。亜梨実とだけだ
亜梨実の気持ちを確認できた銀太は、キスをします。
亜梨実が
「ファーストキスなのよ。あたし。もうちょっとロマンチックな場所でしたかったな」
と不満をもらしたことで、ファーストキスだと知った銀太。
亜梨実に「須王くんは?初めてじゃないの?」と聞かれ、正直に答えると亜梨実は怒り、銀太にキスをします。
そして、「もう2度と他の女の子としないでね」と言われた後の銀太の答えです。
光希の時より、もっと一途に亜梨実のことを大切に想う銀太がカッコいいと思う場面です。
信じらんねーよ。あいつらが別れちまったなんて…おれたちはずっといっしょだよな!ずっと…いっしょにいような
光希と遊が4か月も前に別れていたことを知った、銀太と亜梨実。
光希でもダメだったのかと思う亜梨実。
信じられない気持ちと自分たちの決心がとても切なく、きれいに描かれています。
鈴木亜梨美の名言
あんたには、一生まともな恋愛なんてできないわよ!
光希に遊との馴れ初めを話す場面。
中3の時、お試しで3か月、遊と付き合った亜梨実。
しかし、遊に「やっぱり友達以上には思えない」と言われます。
その時に亜梨実が遊にぶつけた言葉です。
それでも諦められず、今でも遊が好きだと言う亜梨実に「負けないわよ」と言われてしまう光希でした。
遊はあなたのこと、好きかもしれない
銀太と仲良くしていたのが、全部芝居だとバレてしまったため、亜梨実は光希に謝りに来ます。
なぜだか、他人に心を開かない遊。
でも光希といる遊の雰囲気が、いつもよりやわらかいことに亜梨実は気づき、
光希に「遊はあなたのこと、好きかもしれない」と伝えます。
でも「たとえ遊があなたを好きでも、あたしは絶対に認めない。あなたは遊にふさわしくない」と言いました。
一途に遊を想ってきた自分に対して、銀太との間でフラフラしてる光希を許せないから、納得できないと言う亜梨実。
その言葉が胸に刺さる光希でした。
これ以上、自分の気持ちばっかり押し付けて、彼に嫌われたくないから…
修学旅行で偶然会った遊にベタベタする亜梨実。
光希がその場を離れると、亜梨実も離れます。
その様子を見ていた銀太が、亜梨実に遊のことは連れて行ってもかまわないと声をかけます。
すると亜梨実は
「遊のことは、もうあきらめるつもりだから」と話し始めます。
やれることはやったと言った後のセリフ。
銀太も光希のことはもうだめかなと思ってると言い、2人の切なさが溢れるシーンです。
でもあたしはまだダメ…全然ダメ。遊に好きになってもらえなかったことが、今でも悲しくてしかたがないの…
光希と遊が付き合い始めて、さっぱりしたという銀太に対しての亜梨実の言葉。
ヤキモチは妬かなくなったけど、悲しい気持ちはどうしようもできないことが分かります。
そんな亜梨実の肩を抱き寄せようとしますが、躊躇する銀太でした。
あたしが傷つくと思って?あたしのために…?
亜梨実の彼氏だと思っていた村井が他の女の子の肩を抱いて歩いていたのを見た銀太。
村井を殴ってしまいます。
殴り返されたところで、遊が止めに入り、銀太はそのまま亜梨実のところへ行きました。
すると、亜梨実と村井は付き合っているわけじゃなったことが分かります。
銀太は
「鈴木さんがまた傷つくと思って。人なぐっちゃったよ。生まれて初めて…どうしよう、おれ…」
と動揺します。
そんな銀太に亜梨実が優しく言ったセリフ。
少しずつ距離が近くなる2人にドキドキします。
須王くんが好きよ。大好き
銀太が亜梨実に告白した後の返事。
続けて、
「須王くんといるとこここがあったかくなるの。」
「遊に恋してたときみたいな激しいときめきはない、刺激もない。
でも不安や失望や涙もない。安心できる。おちつくの。自分が素直ないい子でいられる感じ…」
「今は、須王くんがとても大事よ。」
と言います。
銀太の人の良さに魅かれた、素直な亜梨実が可愛いと感じる場面です。
名村慎一(なっちゃん/先生))の名言
君を本当に…愛してた。だけど、おれでは君を幸せにしてやれない…その力がない
教師を辞めて、広島の実家の家業を継ぐことにしたなっちゃん。
謹慎中の茗子に電話をします。
広島なんて遠すぎるという茗子に言ったセリフ。
茗子の想いを聞かないまま、
「君の幸せを祈っているよ…さよなら」
と一方的に別れを告げて、電話を切りました。
許してくれとは言わない。憎んで…忘れてくれ。さよなら
なっちゃんと駆け落ちしようと東京駅に来た茗子。
しかし、「不幸にするとわかってて、連れてなんかいけない!」
と言われてしまいます。
茗子の将来の可能性のためだと説得するなっちゃんですが、
「先生なしで幸せになんかなれない」
と受け入れられません。
「待ってるのもダメなの」と言う茗子に
「そんな約束でお互いをしばるべきじゃないよ」冷静に言うなっちゃん。
その後の別れ際のセリフ。
すぐ背を向けて、茗子が待ってと叫んでも、振り向くことなく行ってしまいました。
きみのためなんだぞ。きみの幸せを思うから…なのにどうして抑えきれなくさせるんだ…!
茗子に一生好きだからと言われ、抱きしめたなっちゃん。
「おれだって、何度、東京行きの新幹線に乗ろうとしたかしれやしない。
だけど、そのたびに思いとどまってきたのは…きみのためなんだぞ。
きみの幸せを思うから…なのにどうして抑えきれなくさせるんだ…!」
と言って、茗子にキスをしました。
そして、「愛してる。ほんとにおれでいいのか。ついてきてくれるのか…?」
と聞きました。
茗子の答えはもちろん「ついてく」でした。
お互いの想いが通じて、復縁した茗子となっちゃんに胸が熱くなります。
三輪悟史の名言
きみに興味があるんだ
遊と悟史が初めて会う場面。
ガラガラの図書館で、遊の隣に座った悟史が、遊をじっと見つめます。
「なんか用ですか!?」という遊に返したセリフ。
「男に興味を持たれても、うれしくないんですけど…」と困る遊でした。
感謝なんかいらない!どうしてもおれのものにはなってくれないのか…!
なっちゃんと結婚することが決まった茗子。
悟史を呼び出し、感謝していることを伝えた後のセリフ。
茗子は謝り、涙を流します。
悟史は泣き顔もきれいで諦める決心がにぶると言いながら、
「幸せを祈ってる。さよなら」
と伝え、その場を去っていきました。
小石川/松浦瑠美の名言
私たち離婚しようと思うの♡
このセリフから物語が始まります。
両親がにっこり笑いながら、こんなことを言い出したら、びっくりするどころか、怖くて仕方ありません。
光希が怒るのは当然のことだと思います。
恋しちゃだめよ
新居に越してきた小石川家と松浦家。
光希に松浦夫婦と遊と仲良くしてほしいと言いながら、このセリフです。
何気なく言ったこの言葉が、後々、光希と遊の関係に影響してきます。
土屋蛍の名言
才能があったら絶対それをやんなきゃなんないのかよ。
ピアノの天才と言われ、ピアノ一色の生活に嫌気がさしていた蛍。
今は高校を休学し、平穏な日々にほっとしていることを光希に話します。
光希はつらいよねと言いながらも、もったいないと言ってしまいます。
その言葉に怒って、言ったセリフです。
親や先生とおんなじこと言うなと光希を責めるように言ってしまい、ハッとしました。
六反田務の名言
当分な!なるべく早く許してやるよーにするけどよ!おれは気がいーからな!でも何年…何か月かかるか、わかんねーからな!覚悟しとけよ!!
亜梨実と付き合うようになり、務と気まずくなった銀太。
亜梨実と一緒に務に許してもらえるよう話に行きます。
2人が付き合うのは勝手だけど、今まで通りに普通にイトコ、友達ではいられないと言った務。
「おまえら2人とも、もう顔も見たくねえ‼」
と言った後のセリフ。
務の人の良さにホッとするシーンです。
まとめ
パートナー交換の再婚、そして同居という、なかなかない状況のお話。
血の繋がりなんて関係なく、家族や友達、恋人を大切に想う気持ちが丁寧に描かれています。
人間関係は難しい。けど、本音を言える相手がいることが、素敵なことなんだと感じられます。